労務管理を考えるとき、事業所の規模や業種によって抱える問題はさまざまです。とりわけ今般の働き方改革は、日本企業のおよそ9割近くを占める小規模事業所にとっては苦難の改革にほかなりません。
ただ、この改革を単なる国の要請として受け入れるのではなく、事業所としての価値をより高めるために、何を変え何に取り組む必要があるのか、今こそ見つめ直す絶好の機会と捉えることもできます。私たちの役割は、小規模事業の事業主様が抱える問題点や悩みを共有しながらも、社会保険労務士という労務の専門家である強みを生かして、価値観の変化に対応できるよう的確で最新の情報を提供し、次世代の雇用に対応できる組織づくりの方法を共に考え、その実現を後押しすることにあります。